drama

ロマンティックじゃない?

Happy Valentine ! <3

もう2月になってしまいましたね。はやい。2月と言えばバレンタインじゃないでしょうか!

学生の時は頑張ってお菓子を作って配り歩いていたけれど、最近は特に何も作っていません。。

そんな私ですが、毎年バレンタインが近くなるとよく見る映画があります。それは『チャーリーとチョコレート工場』。小さい時からずっと好きで、自分で作ったホットチョコを飲みながら見るのが恒例です。近い将来続編(?)をやるらしく、ライアン・ゴズリングかティモシー・シャラメか、、みたいな噂を目にしました。どっちも好きだから、どっちも見たい。。。。

ということで、今回は2月はラブコメ特集をしたいと思います!1本目は『ロマンチックじゃない?』(19′) を選びました。私が好きな映画トップ5に『トゥルーマン・ショー』が入るのですが、それにちょっぴり似ているかも?

 

 

ラブコメ嫌いな女性が、ラブコメの世界に入ってしまうというなんともファンタジーなお話。その中でも『プリティウーマン』のパロディなど、分かる人には分かる要素が満載でとっても見ていて楽しい!ラブコメ系苦手だけど、コメディは大好きみたいな人には持ってこいな映画だと思います。。仕事がうまくいってない、という人も見ればハッピーになれるはず。

主人公のナタリーを演じるのはレベル・ウィンソン。『ピッチ・パーフェクト』シリーズに出演していて、コメディチックな彼女の演技には非常に親近感を感じる。。『ナイトミュージアム』や『ジョジョラビット』にも出演しています!見れば分かる人も多いかも?

『ロマンティックじゃない?』(2019)

https://filmarks.com/movies/74395

アイネクライネナハトムジーク(’19)

transfer to Sendai

私事ですが、この度仙台に転勤することになりました。そのために仙台に物件を探しに行った帰り道、突然訃報が舞い込んできました。このニュースを見て思い浮かんだ映画は、今泉力哉監督の『アイネクライネナハトムジーク』。もちろん彼が出演しているのもあるけれど、何と言っても舞台が仙台。伊坂幸太郎のこの原作はすでに読んでいました。そして仙台の雰囲気と彼の演技を記憶するためにも、観るしかないと思いました。このブログも、仙台へ向かう新幹線で書いています、、!

 

メインは三浦春馬演じる・佐藤と多部未華子演じる・さきの10年に渡る関係性を描いた物語。「君に届け」という漫画に中学生ぐらいの時にはまり、映画も観ていて大好きなカップルです。(4年に一度共演するので、オリンピックカップルと言われている、、)

この2人がメインではあるものの、オムニバス形式で物語は進んでいきます。ボクサーと美容師、佐藤の上司、佐藤の大学時代からの友人夫婦とその娘、、色々と繋がっていて原作を読んだときも、あーーなるほどとなりました。他人同士、思わぬところで繋がっている事はありませんか?この映画を見ていて、客観的にですがそんな感覚になりました。人と人との関わり、繋がり、人間は内側に色々と思いを抱えているんだなあ、とたくさんの、どんなシチュエーションを見ても思いました。

一見、クソみたいな人間でも実は様々な葛藤があったり、円満だと思っていても急にプツンと糸が切れたように想いが変化することだってある。私はこの映画、お話からそんな人間の”深さ“を学んだ気がします。

仙台生活、ちょっぴり楽しみになりました。

Little Women (’19)

 director is the same as Lady Bird!

6/12(金)にやっと公開された『ストーリー・オブ・マイ・ライフ 私の若草物語』。本当であれば3/27(金)に公開される予定でしたがコロナで延期になってしまった作品。ニューヨークに行った時にちょうど公開されていて、ポスターの写真も撮ってきました、、それほど楽しみだったので公開後、すぐに観に行きました!『若草物語』を実写化したもので、南北戦争下のアメリカに住む4姉妹について描かれています。

(ニューヨークにて!)

どこかの動画のコメント欄で「赤毛のアンや、若草物語が大好きだったから楽しみだ」というコメントを見ました。私は『若草物語』は読んだことありませんでしたが、小学生の頃は「赤毛のアン」シリーズに死ぬほど夢中になっていたので、今回の映画を見ていても、雰囲気が似ていてとても好きになりました。

私の大好きなティモシー・シャラメが出ています。主人公はシアーシャ・ローナン演じる次女・ジョー。彼らはこのブログのタイトルでもある『レディ・バード』という作品でも共演しています。年齢も近いため、撮影の合間も役と同じように仲睦まじく遊んでいる様子がメイキングでは印象的でした!監督も『レディ・バード』のグレタ・カーウィグ。彼女の青春時代や女の子の映し出し方が、私が感じていたものとそっくりで本当に好きです。

 

伯母をメリル・ストリープが、長女のメグをエマ・ワトソンが演じているので、4姉妹全く性格は違えど全員とても美しく、終始目の保養でした。長女のメグはたとえこれ以上貧乏になろうとも愛する人と結婚することが幸せだと思っており、次女のジョーは小説家を目指していて結婚が女性の最大の幸せだなんておかしいと思っている。三女のベスは病弱だけれどピアノの才能がある優しい女の子。四女のエミリーは姉たちのように早く大人の仲間入りをしたいと思っていて、かつ世渡り上手な画家希望。

第92回アカデミー賞では衣装デザイン賞を受賞しました。4姉妹が着ている服たちが、貧乏とは思わせないほどに美しかった。グレタがVOGUEのインタビューで、4姉妹それぞれに違った色を当てていると言っていました。私は緑も紫も似合うエマの衣装が好きでした。

今の時代、働く女性も多く(わたしもその1人で)成功している人も沢山いる。でも当時はいかにお金持ちと結婚できるかが女性の生きる道だったんだと考えさせられました。ジョーにとって、そして現代の女性にとっても結婚自体はゴールではないけれど、人生の大きなポイントで、愛する人と結婚ができるならそれは幸せなことだと思います。そして青春は儚い、、そしてラストは見方によっても解釈が変わるので、注目です。女性だけでなく、男性ももちろん楽しめる作品です。人生とは何か、青春とは結婚とは。大好きな映画になりました!

 

映画.com :https://eiga.com/movie/92285/?yclid=YJAD.1592108081.3poNvHqdcq0lLh.Isv5MeDO0.et9EmT7d1nV3HHB4NYeHmfsBjQUqmWVinv_hA–

filmarks :https://filmarks.com/movies/80446

Happy Death Day(’17)

Happy Death DAY!

2019年に日本でも公開され、私もとっても気になっていた作品です。小さい頃見た「世にも奇妙な物語」で、伊藤英明が演じていた回「さっきよりも良い人」に似ていたから、、!何か良いことをしないと、何度も何度も同じ日を繰り返してしまうというお話。

実際にこの映画も、とある1日を何度も繰り返す。大学生の女の子・・・が目覚めると身に覚えのない男性の部屋にいて、寮に帰ると友人がカップケーキを持って待っている。そう、この日は彼女の誕生日。しかし毎日、大学のマスコットの仮面を被った何者かに殺されて1日を終えるのです、、ホラーっぽいけれど、ミステリーに近いかも。コメディ要素も沢山あるので、とっても笑えます。

1日が繰り返されていると知った彼女は殺されまいと毎日逃げます。違う1日を過ごそうとしても、今までのいい加減な生活を正そうとしても、殺されてしまう。何が原因なのか、誰が殺しに来るのか、命をかけて解明しようとする。

原因が分かりやっと元の生活に戻れた!と思ったところに、また自分と同じように1日を繰り返している男の子が現れます。自分と同じ目に遭っている彼を助けようと、彼女はまたパラレルワールドの謎に引き込まれていく。これが続編の「ハッピー・デス・デイ U2」です。どちらも謎が多く、引き込まれてしまいました、、

もし、また今日が繰り返されたら?と考えたことはありませんか?私は「世にも奇妙な物語」を見てから何度も考えました、、、最初は色々なことが出来て楽しいだろうけど、自分だけがこの先の展開を分かっていて、段々と辛くなっていくんだろうなぁと思います。こういう話を想像すると、何気ない毎日だけど新しいことが待っているのかなと少しワクワクしますね、、

 

【ハッピー・デス・デイ】

映画.com : https://eiga.com/movie/88006/

Filmarks : https://filmarks.com/movies/74951

(C)Universal Pictures

The Half of It (’20)

Do you believe in God?

『ハーフオブイット:面白いのはこれから』は、つい最近配信されたNetflixオリジナルムービーです。幼い頃中国からやってきたアリーは、中国人の父と駅の近くで二人暮らし。アリーには文才があり、沢山の人からレポートを頼まれたり、いいように使われているけれど淡々とこなしていた。そんな時、好きな女の子にラブレターを書いてほしいとポールから頼まれる。

アリーとアスターは本や芸術に関心があり、共通点も多い。何度も出て来る『日の名残り』。カズオ・イシグロが書いた作品で、劇中にも3回ほど出てきて、アスターはサインまでもらったと喜んでいたので(私は読んだことないのですが)知っている人なら倍面白いのでは、、、?

この作品を見て感じたことは、若干の『レディバード』っぽさ。アスターが放った”Do you believe in God?” というセリフや、サクラメントという地名が連想させます。この町を出ようか悩んでいるアリーの姿も、レディバードのよう。『レディバード』はサクラメントで悶々としている少女のお話。地元にも家族にもうんざりして、早く地元を出たいと思うレディバードには共感します。ブログのタイトルにもしているので、ぜひ見てほしい!

さらに池に入るシーンを見て、『君の名前で僕を呼んで』やNetflixオリジナル『最高に素晴らしいこと』、『眺めのいい部屋』を思い出しました、、どの映画にも池や湖でのシーンが出て来るのです。やっぱりそういうシーンは、皆はしゃいで打ち解けていくんだな、彼らの関係の分岐点なのかなと思いました。どの映画も爽やかで、とっても印象的なシーンです。人に与える水の影響力はすごいのかも。

壁に絵を描いたり、本を読んだり、芸術的なシーンが多い作品。恋愛も形にハマるものではなくて、色々な形があるなって改めて感じさせてくれる作品だと思います。

(今回もSafouraが最高な絵を描いてくれました、ありがとう、、、!)

 

【作品詳細⬇︎】

映画.com : https://eiga.com/movie/93016/

Filmarks : https://filmarks.com/movies/90480

The End of F***ing World (’17, ’19)

Netflix original drama

Netflixオリジナルドラマ「このサイテーな世界の終わり」。シーズン2まで製作されています。舞台はイギリス。自分をサイコパスだと思い生きている少年・ジェームズと、最悪な家族構成に身をおき何事にも無気力なアリッサが、全てを捨ててロードトリップをするという物語。ダークコメディです。私的にはネトフリドラマで一番好きです。

このドラマの何が良いって、終始2人が無表情なところ。自分の生きる世界とは何なのか、見失っている2人の表情が少し羨ましく思える。無理に笑ったり、泣いたりしない彼らは本当に正直なんだろうなーーーと感じました。イギリス訛りの雰囲気も本当に可愛い。映画の世界も非常にオシャレ、、

 

シーズン1は、アリッサが父親を探すという名目でジェームズと旅に出ます。その先々では自分たちの思い通りに行かず、ただのロードトリップではなくてサスペンス的になっていきます。シーズン2ではその後、新しく生まれ変わろうとした2人が、またある事に巻き込まれます。伏線ぽくなっていてシーズン2も面白かったなーー。

ただの自分探しの旅ではなく、この世がどうなってもいいという感情があるからこそ、自由になんでもやっちゃう2人。だから結構スリルもあってハラハラ。超クレイジー。1話もそんなに長くないから、パパッとみれちゃうドラマです。Filmarksでも☆4.3を獲得しているくらい評価も高いので、ぜひ!おすすめです

 

The Intern(’15)

My Intern

超有名な映画で、好きな人が多いだろう『マイインターン』。アン・ハサウェイ演じるジュールスは、ファッションサイトのCEO。そこにシニアインターンとして、ロバート・デニーロ演じるベンが入社する。仕事と家庭を両立するジュールスに、40年間の仕事人生で培った能力でベンがジュールスをサポートしていく物語。ベンがジュールスの支えになるシーンはもちろん見所だけど、私的にはベンが若者に混じって生き生きしている姿も魅力の一つだと思います、、

( Brooklyn・Partners Coffee )

私も好きな映画の一つだったので、去年ニューヨークに旅行した際、映画に出てきた「パートナーズコーヒー」というカフェを訪れました。ベンが異動となり、雑用係としてコーヒーを取りに来るシーンです。ブルックリンのウィリアムズバーグにあり、周りは古着屋が立ち並ぶなど活気溢れていて、ニューヨークを訪れた中で一番心奪われたエリアです、、!

コーヒーとバナナマフィンを頼みました。朝早くも、外にも中にも人が溢れていて(映画の影響もあると思いますが)とても愛されていることを感じるカフェでした。周りの装飾もオシャレ、、

(コーヒーとバナナマフィン)

ジュールズの会社はデスク一つ一つが開放的で、かつ成功した人を鐘を鳴らして讃えるという文化があり、現代の企業らしく感じられます。私は今年から仕事を始めたので、やる気を出すためにも改めて見返しました。仕事のやる気も出るかもしれないし、人としても強く生きる気持ちになれる映画だと思います。

(なぜか電線にスニーカーがくくられてました)

 

Paterson (’16)

Directed by Jim Jarmusch 

『ストレンジャー・ザン・パラダイス』などを手がけたジム・ジャームッシュ監督作品。これから公開するビル・マーレイとアダム・ドライバーが出演するゾンビ映画『デッド・ドント・ダイ』も製作しました。私アダム・ドライバー大好きなので、めちゃくちゃ楽しみにしています!彼は最近の「スターウォーズ」やアカデミー賞で話題になった『ブラック・クランズマン』などに出ています。前回紹介した『ヤングアダルトニューヨーク』にも!

今回はアダムとジム・ジャームッシュの映画『パターソン』!バスの運転手パターソン(アダム・ドライバー)と妻ローラと愛犬の平凡な一週間を映し出した物語。ストーリーはゆっくり進んで行きます。

彼が書くポエム、双子、バスの故障、愛犬、料理下手な愛妻。一週間を切り取るけれど、同じ日は一度もない。起きる時間は同じでも、毎日寝相が違うのが愛おしく感じます。

そして何よりの見所は、”詩”にあります。劇中に出てくる様々な詩人達を知っていればこの映画は格段に楽しくなるはず。

そして実は、日本人キャストとして俳優・永瀬正敏さんが出ています。そちらにもぜひ注目して観てください!

(cover picture by SAFOULA! Thank you again!)

While We Are Young (’15)

young adult new york!

邦題『ヤングアダルトニューヨーク』は、40代のジョシュというドキュメンタリー映画監督とプロデューサーの夫婦(ベン・スティラーとナオミ・ワッツ)が、映画監督を目指す20代の若い夫婦と出会い、刺激を受けていく物語。大好きなアダム・ドライバーとアマンダ・セイフライドが若い夫婦役で出演しています!そして大好きなA24というスタジオが手がけています。

ジョシュはドキュメンタリー映画監督として伸び悩んでいます。そんなところに若い夫婦が現れます。彼らはボードゲームやレコードなど一昔前の生活を好む。そして夫のジェレミーもまた、ドキュメンタリー監督の卵として活動しています。そんな若夫婦とジョシュ夫妻は仲良くなっていくけれど、一方でジェレミーは瞬く間に成功していくといったストーリーです。ジョシュの葛藤や、2組の夫婦の考え方の正反対さに注目すると非常に面白い作品。

 

最初の大学の講義シーンで、ゴダールの言葉「記録映画の主体は他人。フィクションは自分」が紹介されています。間違いなくこの言葉、この映画のキーワード。ネタバレになってしまうのであまり書けないけれど、ジョシュと若手監督ジェレミーの考え方の違いがこの言葉に詰まっています。ジェレミーの考え方が、このゴダールの言葉に近いですね。(映画を見れば何のことかわかると思います、、、)

映画.com : https://eiga.com/movie/81388/

Filmarks : https://filmarks.com/movies/57981

YouTube : https://youtu.be/K9cG9BzxMps

(写真はニューヨークに行ったときのものです!)

Ford vs Ferrari (’19)

Hakuryoku ga Yabai!

とあることがきっかけで見てみたこの映画。インターンをしていた会社もこの映画に携わっていたのを思い出しました。父も彼も車が好きなので、少し勉強したくなった、、

アメリカのフォード社が新たな試みを始めようとした。それはレースに進出すること。フェラーリが圧勝していた時代に、フェラーリを買収してでもその記録を塗り替えようとしました。フェラーリの買収に失敗したフォード社は、嘗てレースに出場し今はカーエンジニアのシェルビー(マッド・デイモン)と、天才レーサーのケン・マイルズ(クリスチャン。ベイル)を仲間にし、1966年ル・マン24時間耐久レースに出場させるというお話。

この映画に出てくるのはGT40という車。その後、4年連続でそのル・マンを優勝し、今でも高い人気を誇っています。私は車にほとんど興味なかったのですが、これを観て(にわかですが)「レース応援するの超楽しい!」と思いました、、映画だったのにドキドキが止まらなかったです、、、

車のことが全然わからなくても、思わず応援したくなるお話。新たな事業を始めるときに、相手を見極めてそれを超える対応をしていく。シェルビーたちの車に対する愛情も、勝利を導いた理由だと思います。指示するリーダーも、実際に現場に立って見ることも重要なんだなあと感じられました。