月: 2020年5月

Happy Death Day(’17)

Happy Death DAY!

2019年に日本でも公開され、私もとっても気になっていた作品です。小さい頃見た「世にも奇妙な物語」で、伊藤英明が演じていた回「さっきよりも良い人」に似ていたから、、!何か良いことをしないと、何度も何度も同じ日を繰り返してしまうというお話。

実際にこの映画も、とある1日を何度も繰り返す。大学生の女の子・・・が目覚めると身に覚えのない男性の部屋にいて、寮に帰ると友人がカップケーキを持って待っている。そう、この日は彼女の誕生日。しかし毎日、大学のマスコットの仮面を被った何者かに殺されて1日を終えるのです、、ホラーっぽいけれど、ミステリーに近いかも。コメディ要素も沢山あるので、とっても笑えます。

1日が繰り返されていると知った彼女は殺されまいと毎日逃げます。違う1日を過ごそうとしても、今までのいい加減な生活を正そうとしても、殺されてしまう。何が原因なのか、誰が殺しに来るのか、命をかけて解明しようとする。

原因が分かりやっと元の生活に戻れた!と思ったところに、また自分と同じように1日を繰り返している男の子が現れます。自分と同じ目に遭っている彼を助けようと、彼女はまたパラレルワールドの謎に引き込まれていく。これが続編の「ハッピー・デス・デイ U2」です。どちらも謎が多く、引き込まれてしまいました、、

もし、また今日が繰り返されたら?と考えたことはありませんか?私は「世にも奇妙な物語」を見てから何度も考えました、、、最初は色々なことが出来て楽しいだろうけど、自分だけがこの先の展開を分かっていて、段々と辛くなっていくんだろうなぁと思います。こういう話を想像すると、何気ない毎日だけど新しいことが待っているのかなと少しワクワクしますね、、

 

【ハッピー・デス・デイ】

映画.com : https://eiga.com/movie/88006/

Filmarks : https://filmarks.com/movies/74951

(C)Universal Pictures

The Half of It (’20)

Do you believe in God?

『ハーフオブイット:面白いのはこれから』は、つい最近配信されたNetflixオリジナルムービーです。幼い頃中国からやってきたアリーは、中国人の父と駅の近くで二人暮らし。アリーには文才があり、沢山の人からレポートを頼まれたり、いいように使われているけれど淡々とこなしていた。そんな時、好きな女の子にラブレターを書いてほしいとポールから頼まれる。

アリーとアスターは本や芸術に関心があり、共通点も多い。何度も出て来る『日の名残り』。カズオ・イシグロが書いた作品で、劇中にも3回ほど出てきて、アスターはサインまでもらったと喜んでいたので(私は読んだことないのですが)知っている人なら倍面白いのでは、、、?

この作品を見て感じたことは、若干の『レディバード』っぽさ。アスターが放った”Do you believe in God?” というセリフや、サクラメントという地名が連想させます。この町を出ようか悩んでいるアリーの姿も、レディバードのよう。『レディバード』はサクラメントで悶々としている少女のお話。地元にも家族にもうんざりして、早く地元を出たいと思うレディバードには共感します。ブログのタイトルにもしているので、ぜひ見てほしい!

さらに池に入るシーンを見て、『君の名前で僕を呼んで』やNetflixオリジナル『最高に素晴らしいこと』、『眺めのいい部屋』を思い出しました、、どの映画にも池や湖でのシーンが出て来るのです。やっぱりそういうシーンは、皆はしゃいで打ち解けていくんだな、彼らの関係の分岐点なのかなと思いました。どの映画も爽やかで、とっても印象的なシーンです。人に与える水の影響力はすごいのかも。

壁に絵を描いたり、本を読んだり、芸術的なシーンが多い作品。恋愛も形にハマるものではなくて、色々な形があるなって改めて感じさせてくれる作品だと思います。

(今回もSafouraが最高な絵を描いてくれました、ありがとう、、、!)

 

【作品詳細⬇︎】

映画.com : https://eiga.com/movie/93016/

Filmarks : https://filmarks.com/movies/90480

The End of F***ing World (’17, ’19)

Netflix original drama

Netflixオリジナルドラマ「このサイテーな世界の終わり」。シーズン2まで製作されています。舞台はイギリス。自分をサイコパスだと思い生きている少年・ジェームズと、最悪な家族構成に身をおき何事にも無気力なアリッサが、全てを捨ててロードトリップをするという物語。ダークコメディです。私的にはネトフリドラマで一番好きです。

このドラマの何が良いって、終始2人が無表情なところ。自分の生きる世界とは何なのか、見失っている2人の表情が少し羨ましく思える。無理に笑ったり、泣いたりしない彼らは本当に正直なんだろうなーーーと感じました。イギリス訛りの雰囲気も本当に可愛い。映画の世界も非常にオシャレ、、

 

シーズン1は、アリッサが父親を探すという名目でジェームズと旅に出ます。その先々では自分たちの思い通りに行かず、ただのロードトリップではなくてサスペンス的になっていきます。シーズン2ではその後、新しく生まれ変わろうとした2人が、またある事に巻き込まれます。伏線ぽくなっていてシーズン2も面白かったなーー。

ただの自分探しの旅ではなく、この世がどうなってもいいという感情があるからこそ、自由になんでもやっちゃう2人。だから結構スリルもあってハラハラ。超クレイジー。1話もそんなに長くないから、パパッとみれちゃうドラマです。Filmarksでも☆4.3を獲得しているくらい評価も高いので、ぜひ!おすすめです

 

The Intern(’15)

My Intern

超有名な映画で、好きな人が多いだろう『マイインターン』。アン・ハサウェイ演じるジュールスは、ファッションサイトのCEO。そこにシニアインターンとして、ロバート・デニーロ演じるベンが入社する。仕事と家庭を両立するジュールスに、40年間の仕事人生で培った能力でベンがジュールスをサポートしていく物語。ベンがジュールスの支えになるシーンはもちろん見所だけど、私的にはベンが若者に混じって生き生きしている姿も魅力の一つだと思います、、

( Brooklyn・Partners Coffee )

私も好きな映画の一つだったので、去年ニューヨークに旅行した際、映画に出てきた「パートナーズコーヒー」というカフェを訪れました。ベンが異動となり、雑用係としてコーヒーを取りに来るシーンです。ブルックリンのウィリアムズバーグにあり、周りは古着屋が立ち並ぶなど活気溢れていて、ニューヨークを訪れた中で一番心奪われたエリアです、、!

コーヒーとバナナマフィンを頼みました。朝早くも、外にも中にも人が溢れていて(映画の影響もあると思いますが)とても愛されていることを感じるカフェでした。周りの装飾もオシャレ、、

(コーヒーとバナナマフィン)

ジュールズの会社はデスク一つ一つが開放的で、かつ成功した人を鐘を鳴らして讃えるという文化があり、現代の企業らしく感じられます。私は今年から仕事を始めたので、やる気を出すためにも改めて見返しました。仕事のやる気も出るかもしれないし、人としても強く生きる気持ちになれる映画だと思います。

(なぜか電線にスニーカーがくくられてました)