金. 9月 29th, 2023

transfer to Sendai

私事ですが、この度仙台に転勤することになりました。そのために仙台に物件を探しに行った帰り道、突然訃報が舞い込んできました。このニュースを見て思い浮かんだ映画は、今泉力哉監督の『アイネクライネナハトムジーク』。もちろん彼が出演しているのもあるけれど、何と言っても舞台が仙台。伊坂幸太郎のこの原作はすでに読んでいました。そして仙台の雰囲気と彼の演技を記憶するためにも、観るしかないと思いました。このブログも、仙台へ向かう新幹線で書いています、、!

 

メインは三浦春馬演じる・佐藤と多部未華子演じる・さきの10年に渡る関係性を描いた物語。「君に届け」という漫画に中学生ぐらいの時にはまり、映画も観ていて大好きなカップルです。(4年に一度共演するので、オリンピックカップルと言われている、、)

この2人がメインではあるものの、オムニバス形式で物語は進んでいきます。ボクサーと美容師、佐藤の上司、佐藤の大学時代からの友人夫婦とその娘、、色々と繋がっていて原作を読んだときも、あーーなるほどとなりました。他人同士、思わぬところで繋がっている事はありませんか?この映画を見ていて、客観的にですがそんな感覚になりました。人と人との関わり、繋がり、人間は内側に色々と思いを抱えているんだなあ、とたくさんの、どんなシチュエーションを見ても思いました。

一見、クソみたいな人間でも実は様々な葛藤があったり、円満だと思っていても急にプツンと糸が切れたように想いが変化することだってある。私はこの映画、お話からそんな人間の”深さ“を学んだ気がします。

仙台生活、ちょっぴり楽しみになりました。