director is the same as Lady Bird!
6/12(金)にやっと公開された『ストーリー・オブ・マイ・ライフ 私の若草物語』。本当であれば3/27(金)に公開される予定でしたがコロナで延期になってしまった作品。ニューヨークに行った時にちょうど公開されていて、ポスターの写真も撮ってきました、、それほど楽しみだったので公開後、すぐに観に行きました!『若草物語』を実写化したもので、南北戦争下のアメリカに住む4姉妹について描かれています。

どこかの動画のコメント欄で「赤毛のアンや、若草物語が大好きだったから楽しみだ」というコメントを見ました。私は『若草物語』は読んだことありませんでしたが、小学生の頃は「赤毛のアン」シリーズに死ぬほど夢中になっていたので、今回の映画を見ていても、雰囲気が似ていてとても好きになりました。
私の大好きなティモシー・シャラメが出ています。主人公はシアーシャ・ローナン演じる次女・ジョー。彼らはこのブログのタイトルでもある『レディ・バード』という作品でも共演しています。年齢も近いため、撮影の合間も役と同じように仲睦まじく遊んでいる様子がメイキングでは印象的でした!監督も『レディ・バード』のグレタ・カーウィグ。彼女の青春時代や女の子の映し出し方が、私が感じていたものとそっくりで本当に好きです。
伯母をメリル・ストリープが、長女のメグをエマ・ワトソンが演じているので、4姉妹全く性格は違えど全員とても美しく、終始目の保養でした。長女のメグはたとえこれ以上貧乏になろうとも愛する人と結婚することが幸せだと思っており、次女のジョーは小説家を目指していて結婚が女性の最大の幸せだなんておかしいと思っている。三女のベスは病弱だけれどピアノの才能がある優しい女の子。四女のエミリーは姉たちのように早く大人の仲間入りをしたいと思っていて、かつ世渡り上手な画家希望。
第92回アカデミー賞では衣装デザイン賞を受賞しました。4姉妹が着ている服たちが、貧乏とは思わせないほどに美しかった。グレタがVOGUEのインタビューで、4姉妹それぞれに違った色を当てていると言っていました。私は緑も紫も似合うエマの衣装が好きでした。
今の時代、働く女性も多く(わたしもその1人で)成功している人も沢山いる。でも当時はいかにお金持ちと結婚できるかが女性の生きる道だったんだと考えさせられました。ジョーにとって、そして現代の女性にとっても結婚自体はゴールではないけれど、人生の大きなポイントで、愛する人と結婚ができるならそれは幸せなことだと思います。そして青春は儚い、、そしてラストは見方によっても解釈が変わるので、注目です。女性だけでなく、男性ももちろん楽しめる作品です。人生とは何か、青春とは結婚とは。大好きな映画になりました!
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