Do you believe in God?
『ハーフオブイット:面白いのはこれから』は、つい最近配信されたNetflixオリジナルムービーです。幼い頃中国からやってきたアリーは、中国人の父と駅の近くで二人暮らし。アリーには文才があり、沢山の人からレポートを頼まれたり、いいように使われているけれど淡々とこなしていた。そんな時、好きな女の子にラブレターを書いてほしいとポールから頼まれる。
アリーとアスターは本や芸術に関心があり、共通点も多い。何度も出て来る『日の名残り』。カズオ・イシグロが書いた作品で、劇中にも3回ほど出てきて、アスターはサインまでもらったと喜んでいたので(私は読んだことないのですが)知っている人なら倍面白いのでは、、、?
この作品を見て感じたことは、若干の『レディバード』っぽさ。アスターが放った”Do you believe in God?” というセリフや、サクラメントという地名が連想させます。この町を出ようか悩んでいるアリーの姿も、レディバードのよう。『レディバード』はサクラメントで悶々としている少女のお話。地元にも家族にもうんざりして、早く地元を出たいと思うレディバードには共感します。ブログのタイトルにもしているので、ぜひ見てほしい!
さらに池に入るシーンを見て、『君の名前で僕を呼んで』やNetflixオリジナル『最高に素晴らしいこと』、『眺めのいい部屋』を思い出しました、、どの映画にも池や湖でのシーンが出て来るのです。やっぱりそういうシーンは、皆はしゃいで打ち解けていくんだな、彼らの関係の分岐点なのかなと思いました。どの映画も爽やかで、とっても印象的なシーンです。人に与える水の影響力はすごいのかも。
壁に絵を描いたり、本を読んだり、芸術的なシーンが多い作品。恋愛も形にハマるものではなくて、色々な形があるなって改めて感じさせてくれる作品だと思います。
(今回もSafouraが最高な絵を描いてくれました、ありがとう、、、!)
【作品詳細⬇︎】
映画.com : https://eiga.com/movie/93016/
Filmarks : https://filmarks.com/movies/90480